いつものようにAmazon Primeを検索していると、「ドリフの8時だよ❗️全員集合❗️」を見つけた。
1972年12月30日の放送分。
僕が小学6年生の暮れも押し迫る夜の放送だ。ふと、毎日暗くなるまで校庭で野球をやっていた頃を思い出す。「あー、この校庭に照明があれば、もっと遅くまで野球ができるのになぁ。」といつも思っていた。
ドリフの最初のコーナーは複雑な舞台装置を駆使した消防署のコントだった。加藤茶は思ったより軽く、荒井注は思ったより荒々しかった。息もぴったり、台詞も間違えない。
そのコーナーが終わると、突然いしだあゆみが客席に登場し、観客と握手をして歌い始めた。その目はまだ若いのに落ち着いて、力があり、プロだなと思った。
その後はゴールデンハーフの登場。3人とも背が高く、スラッとしていた。カメラはエバばかりをフレーミングして、他の2人はほとんど映らなかった。
少年合唱団での「蛍の光」のコーラスは美しかった。
その後に登場した阿部律子は24歳。大人っぽく歌の発声方法や、歌いかたそのものが、今のシンガーにはない昭和そのものだった。
今はネットがあるので、過去の情報を簡単に見ることができる。そうすると、普段開けることの無かった引き出しがあき、思い出すことの無かったであろう自分の過去と対面できる。それは不思議な感覚で、僕にとってのタイムマシンなのかも知れない。
今宵もどうぞよろしくお願い致します。