Tom Sachs “TEA CEREMONY” 。。。

Tom Sachs “TEA CEREMONY”

トム・サックス “ティーセレモニー”を観てきました。

現代アーティストの中で5本の指に入るトム・サックスが「茶道」を自分なりの解釈で表現したアート展です。

原寸大の茶室、飛び石、松の木、NASAと刻印された茶碗、ヨーダのPETZとOREOの茶菓子、電動の茶せん。

一つ一つはとても細かな手作りで、思わずプッと笑ってしまうユーモアがあります。

しかし、トムは極めて真面目に、しかも茶事にリスペクトをはらいながら製作しているのが伝わります。

子供の心をそのまま大人バージョンにアップグレードした作品は、やはりアーティストと呼べるクオリティーの高いものでした。

僕も何か作ってみようかな。

今宵もどうぞよろしくお願い致します。

https://youtu.be/tJZB4A0wVRM

BONE MUSIC 。。。

人の情熱に勝るものはなく、それは時々人類の第1歩を月に刻んだりもする。

表参道で開催されているBONE MUSIC展に行ってきました。

1940~1960年代のソビエトでは西側の音楽は厳しく規制されていました。

どうしてもアメリカのロックンロールやジャズを聴きたいという欲望が、自分でレコードを作ればいいじゃん、という行動に発展していきます。

しかし、レコードを作るプラスチックの素材が中々手に入らなかった。

ある天才的なブートレッガーが病院の倉庫で眠っているおびただしい数のレントゲン写真がレコードに最適な事を発見します。

病院も二束三文の値でレントゲン写真を売りました。

音は砂のようにひどかったそうですが、グルーブ感は全く失われる事はなかった。

レコードの溝にはその当時の苦悩と情熱とグルーブが瞬間冷凍のように詰まっています。

それはCDやストリーミングとは全く異なった、物理的に溝をこすり、摩擦熱が生まれる行為です。

今日もどのレコードに針を落とそうか楽しみです。

今宵もどうぞよろしくお願い致します。

https://youtu.be/XMCCYnDvpJQ

GW営業時間のお知らせ 。。

GW営業時間のお知らせ

4/29(Mon) 17:00~24:00

4/30(Tue) 17:00~24:00

5/1(Wed) 17:00~24:00

5/2(Thu) : 20時まで貸切、20:00~24:00

5/3(Fri) 15:00~24:00

5/4(Sat) 15:00~24:00

5/5(Sun) 15:00~24:00

5/6(Mon) 17:00~24:00

どうぞよろしくお願い致します。

蒼い星くず 。。。

僕は幼少期を静岡県にある海と急な坂と山に囲まれた小さな温泉街で育ちました。

昼間は何となくシンとしている街も夜になると浴衣を着た観光客で溢れる昭和な街でした。

中心街に「セリザワレコード店」があり、親は買い物の途中に僕をそのレコード店に放り込み、買い物が終わると僕を迎えに来ました。

そのレコード店の近くに「東宝」と呼ばれる映画館がありました。その映画館で、僕は「ゴジラ対モスラ」や「007 サンダーボール作戦」や「エレキの若大将」を観ました。お決まりのバニラアイスクリームを買って。もちろんバニラアイスクリームの裏蓋についたアイスの断片を舌で舐めてとるのは当たり前田のクラッカーでした。

僕の初めての音楽体験は、まさしくその様な映画音楽の影響でした。

特に加山雄三の音楽はわずか6歳の僕の小さなハートを貫き、とりこにしたのです。

おじいちゃんのお通夜の時に、「戦場にかける橋」のサントラを大音量でかけ、親にこっぴどく叱られたのもこの頃です。

今でも初めて買った加山雄三のシングル盤をお店でかけたりします。すさまじいパチパチ音と共に、僕の記憶はあの小さなレコード店や地下にあったホコリっぽい映画館にフラッシュバックするのです。

今宵もどうぞよろしくお願い致します。

https://youtu.be/XhV97etl68Y

ARdbeG CORRYVRECKAN 。。。

ARdbeG CORRYVRECKAN(アードベック コリーヴレッカン)が入荷しました。

史上最強なスモーキーさと味わい深いスパイシーさを是非この機会に一度ご賞味ください。ちなみにコリーヴレッカンとは渦潮の意味だそうです。これを飲んだら貴方も渦潮に巻かれてしまうかも。

今宵もどうぞよろしくお願い致します。

John Mayer 。。。

30年ぶりに行った武道館は想像以上に狭く、旧式だった。

昨日はお休みをとってジョンメイヤーのライブに行ってきました。

ジョンメイヤーの音は16分音符の狂いもないリズムと音程で刻まれていて、自分自身もその音の渦の中に身を投げ込んでしまう。

彼ははギターを自由自在に扱う。

字を書くように、手を洗うように、メロンパンを食べるように。

普段の声は低いが、唄ったときの高音も力強く気持ちがいい。

曲が終わって”Thank you”という声がライブ盤で何回となく聴いた声で嬉しかった。

フェンダーストラトキャスターのトーンも水蒸気のように皮膚に入ってくる。

ゲストでエドシーランが出てきた時はおとなしい日本人観客も最大に興奮した。

ジョンメイヤーの音楽は大人っぽい。

もし僕が15歳の少年だったら、エドシーランの音楽も僕の心臓を貫いていただろう。

ライブが終わった次の日でも少しの温度が残っていて、今日もジョンメイヤーのライブ盤を聴いてしまうだろう。

音楽のパワーは偉大だ。

今宵もどうぞよろしくお願い致します。

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